おそばの豆知識

日本のそば粉の産地について調べてみました

みなさん、こんにちは。

福島県 福島市 鎌田卸町のそば屋「十割げた蕎麦 真なり」です。

このブログでは、おそばに関するちょっとした豆知識を紹介していきたいと思います。

今日のテーマは蕎麦の産地について、ご紹介していきます。

 

日本の主な蕎麦の産地と収穫量

日本のそば粉の主な産地と収穫量は、以下のようになっています

  • 北海道 13,700t
  • 茨城 3,050t
  • 長野 2,960t
  • 山形 2,250t
  • 栃木 2,240t

と、日本の生産地では北海道が圧倒的に多く、寒い地域で育つことがわかりますね。

(引用:農林水産省

これらの地域は、そばの生育に適した気候や土壌を持っており、高品質なそば粉を生産しています。

福島県も大きな蕎麦産地の一つであり、令和4年の収穫量は1,830tでした。

 

蕎麦の生育に適した条件

気候条件

冷涼な気候
そばは冷涼な気候を好みます。特に開花期や結実期に高温多湿な環境になると、病気や害虫の被害を受けやすくなるため、夏の終わりから秋にかけての涼しい気候が理想的です。

日照時間
十分な日照が必要です。日照時間が長いと、光合成が活発になり、健全な成長が促進されます。

降水量
適度な降水量が必要ですが、水はけが良いことも重要です。過度な湿気は根腐れや病害の原因となるため、適度な水分を保ちながらも乾燥しやすい環境が理想的です。

土壌条件

水はけの良い土壌
そばは湿気に弱いため、水はけの良い砂質土壌や壌土が適しています。過度な湿度を避けるため、排水性の良い土地が理想的です。

肥沃な土壌
栄養豊富な土壌が好まれますが、過度な肥料は逆効果です。特に窒素分が多すぎると、茎や葉ばかりが成長して実が充実しなくなることがあります。

pH値
土壌のpHは5.5〜6.5程度の弱酸性から中性が適しています。酸性土壌では、適度な石灰を施してpHを調整することが推奨されます。

栽培環境

輪作
そばは連作障害を避けるため、輪作が重要です。2〜3年ごとに他の作物と交代で栽培することが推奨されます。

種まきの時期
気候条件に合わせて、春そばや秋そばとして種まきの時期を調整します。春そばは4月から5月、秋そばは8月から9月が一般的です。

適切な間引き
適切な間引きにより、各株が十分な栄養を吸収し、健全な成長を遂げることができます。

地形

平地や丘陵地
平地や丘陵地が適しています。特に風通しが良く、適度な傾斜がある地形は、水はけが良くなるため理想的です。

これらの条件を満たすことで、そばは健全に成長し、豊かな収穫が期待できます。日本国内の主要なそばの産地は、これらの条件を備えた地域が多く、品質の高いそばが生産されています。

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