みなさん、こんにちは。
福島県 福島市 鎌田卸町のそば屋「十割げた蕎麦 真なり」です。
このブログでは、おそばに関するちょっとした豆知識を紹介していきたいと思います。
今日のテーマは、お蕎麦の通な食べ方についてお話をしていきます。
蕎麦好き必見!おそばの通な食べ方
おそばの食べ方はもちろん人それぞれ、好きなように召し上がっていただいて大丈夫です。
江戸前の「通」だったり「粋」な食べ方とは、日本の食文化に深く根ざした儀式のようなもの。
ここでは、その美学とともに、通が好むそばの楽しみ方を紹介します。
そばの種類を選ぶ
まず、そばの種類選びから。
通のそば好きは「十割そば」や「二八そば」を好みます。
十割そばは、そば粉だけで作られるため、そば本来の風味が強く、二八そばは小麦粉が2割混ざっているため、滑らかな食感が楽しめます。
どちらを選ぶかは、好みによりますが、風味を重視するなら十割、食感を楽しみたいなら二八を選ぶと良いでしょう。
「蕎麦」の香り・つゆの使い方・すする音
そばが運ばれてきたら、まずは香りを楽しみます。
そばの香りは、粉の挽き方や保存方法によって異なり、通はここでそばの品質を見極めます。
鼻に近づけ、深く息を吸い込みながらそばの香りを確認することで、その日のそばの状態を感じ取ります。
次に、そばつゆの使い方について。
そばつゆは、そばに少しだけつけるのが通の流儀です。
たっぷりつけるとそばの風味がつゆに負けてしまうため、ほんの少しだけつけることで、そばとつゆのバランスを保つことができます。
また、最初の一口は、つゆをつけずにそばだけを味わうことをおすすめします。
これにより、そばの純粋な味わいを堪能できます。
そばを食べる際の音も重要です。
日本では、そばをすする音は、礼儀の一環とされ、美味しさを表現するものとされています。
音を立てずに食べるのは失礼とされることもあり、通はそばを勢いよくすすりながら、そばと空気が混ざることで生まれる独特の風味を楽しみます。
最後に蕎麦湯で締めくくる
食べ終わったら、「そば湯」を楽しむのが通の締めくくりです。
そばを茹でたお湯に、そばつゆを少しずつ加え、自分好みの濃さに調整して飲みます。
これにより、つゆに溶け出したそばのエキスを余すところなく味わうことができます。
蕎麦好き必見!おそばの通な食べ方 まとめ
以上がそばの通な食べ方です。
冒頭にもお伝えしましたが、蕎麦の楽しみ方は人それぞれ。
一つの食べ方として、そばを食べる際にこの方法を試してみてください。
そばの本来の味と香りを最大限に楽しむことができ、日本の食文化の奥深さを実感できるはずです。